≪１．利用対象児童≫

•  保護者が就労等により昼間留守となることが常態の家庭の児童が対象となります。

【対象児童の要件】

•  児童の保護者全員が、以下のいずれかの理由により昼間留守であることが条件になります。 

【勤務日数・時間の考え方】

1. 出勤日により勤務時間が異なる場合は、15時を超える勤務日が月～金曜日で週３日以上であるかによって判断します。
2. 週によって、勤務を要する曜日が異なる場合は、月あたりの勤務日数（平均して１３日以上であるか）等によって判断します。
3. 保護者の勤務が午後３時より早く終了する場合であっても、勤務先からの帰宅時間が午後３時を過ぎる（概ね３０分程度）場合は、対象児童に加えることができます。
4. 単身赴任等により一定期間家庭にいない保護者については、就労時間に関わらずフルタイム就労者と同等と取り扱って差し支えありません。（就労証明書による確認は必要）

【就労以外の利用要件について】

1. 「就学又は技能訓練」「疾病（通院の場合）」「介護・看護」を理由とする場合は、就労と同程度の時間・日数において昼間留守家庭であるかによって判定します。
2. 「その他」の特別の事情とは、「保護者の不存在（死別・行方不明・拘禁等）」や「保護者の養育不要・養育放棄」、「ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス＝家庭内暴力）」、「災害復旧」などが挙げられます。
3. 児童育成クラブの利用要件は、保護者本人の「疾病等による入院」「出産」「保護者の不存在（その他）」による場合を除いて、継続して６か月以上の利用が見込まれる場合とします。

• 短期利用を認めていない理由としては、「児童育成クラブの安定的な運営」及び「児童と指導員との信頼関係の構築には、一定の継続的なクラブ利用が必要である」と考えられるため
• 実際に「夏休み期間のみ」を利用しようとする保護者の申込みを防止するための対処法としては、「自己都合による退会の場合は、原則として再入会することができないこととする」等の入会要件を設けることが考えられます。

【利用要件の対象となる保護者の範囲】

1. 昼間留守を要する保護者の範囲は、「父母」及び「満65歳未満の同居の祖父母」、「生計を共にする満65歳未満のその他の親族」とします。なお、65歳以上の高齢者及び満18歳以下の学生は保護者に該当しないと取り扱って差し支えありません。
2. 同居家族の中に、当該児童の両親又は祖父母に扶養されている満18歳以上の大学及び専修学校（高等専修学校、専門学校、予備校等）の学生がいる場合は、保護者に該当しないと取り扱って差し支えありません。

• 児童と同居している65歳以上の高齢者については、利用要件の「保護者」には含まれませんが、希望者多数により入会児童の選考を行う場合に、利用優先度の判断材料の一つとすることは出来ます。